甲状腺癌の腫瘍マーカーの詳しい見方を知りたい

甲状腺がん血液検査の腫瘍マーカーはどうやって見ればいい?

 

 

他の癌と同様甲状腺癌でも腫瘍マーカーを使い、

 

悪性腫瘍の有無や再発転移がないかどうかのチェックをしています。

 

 

腫瘍マーカーって何?

 

腫瘍とは身体の中の細胞が突然変異して

 

異常分裂し、しこりになることです。

 

 

良性と悪性に分けられますが、悪性腫瘍が

 

いわゆる「癌」になります。

 

 

悪性腫瘍からは特殊な物質が腫瘍から作られ

 

血液中に出てきます。この物質が腫瘍マーカーです。

 

 

今回は甲状腺癌における腫瘍マーカーの見方について

 

詳しくご説明していきたいと思います。

甲状腺乳頭癌・濾胞がんの腫瘍マーカー

 

甲状腺乳頭癌と濾胞がんでは、「サイログロブリン」が

 

腫瘍マーカーとして扱われます。

 

 

サイログロブリンは血液検査ではTgという項目になります。

 

 

乳頭癌や濾胞がんになるとサイログロブリンが1000を超えることも

 

珍しくありません。

 

 

しかし、サイログロブリンは甲状腺の良性腫瘍や

 

甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症、喫煙や高齢でも

 

数値が高くなりますから、サイログロブリンの数値だけで甲状腺癌だと

 

断定することはできません。

 

超音波エコーや細胞診も参照し、総合的に判断していきます。

 

 

甲状腺を全摘出した人のサイログロブリンの使い方

 

甲状腺癌で甲状腺を全摘出した方、亜摘出した方(2/3以上甲状腺を摘出)は

 

半年から一年おきにサイログロブリンの数値を測定します。

 

 

甲状腺を全摘出・亜摘出した方のみ、サイログロブリンの数値を見ることは

 

有効なのです。サイログロブリンが急上昇した場合、甲状腺癌の再発や転移を疑います。

髄様がんの腫瘍マーカー

髄様がんは甲状腺癌の中でもわずか数%の発症率なので

 

発症率はとても低いのですが、カルシトニンとEPAの値が

 

腫瘍マーカーとなります。

 

 

髄様がんになるとカルシトニンの値が正常値より上昇します。

 

 

甲状腺腫瘍マーカーの正常値は?

 

甲状腺腫瘍マーカーの正常値ですが、

 

 

乳頭癌と濾胞がんの目安となる

 

サイログロブリンの正常値・・・33.7IU/ml以下

 

 

髄様がんの目安となる

 

カルシトニンの正常値・・・1.6〜5.5ug/mg・Cr

 

となります。

 

 

特にサイログロブリンは喫煙や高齢者では500ぐらいの数値になることも
珍しくありません。

 

検査項目の見方は医師とよく相談してみましょう。

 

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