TSHの高値、低値ってなに?

甲状腺tshの正常値は?

 

 

TSHというホルモンは脳の視床下部から出ているホルモンです。

 

 

甲状腺からはT3とT4という甲状腺ホルモンが出ているのですが、

 

このT3とT4にホルモンを出す量を指示命令しているのがTSHホルモンです。

 

 

今回は甲状腺ホルモンに深く関わるTSHの正常値や

 

TSHが異常値だった場合の考えられる甲状腺の病気について

 

詳しくご紹介していきます。

TSHホルモンの正常値は?

【TSH正常基準値早見表】

 

数値の範囲 単位(ng/ml)
TSHが高値の場合 4.95以上
TSH正常範囲 0.44〜4.95
TSHが低値の場合 0.44以下

 

TSHが高値、低値の考え方。

 

TSHが甲状腺ホルモンであるT3とT4の調節や命令をしていることは

 

先ほどお話しましたが、ここでTSHの高値と低値について考えてみましょう。

 

 

まず、T3とT4の甲状腺ホルモンの分泌が少ない場合は、

 

視床下部から出ているTSHが「もっと甲状腺ホルモンを出して!」と

 

一生懸命命令します。TSHの分泌量を増やして甲状腺に信号を送るのですね。

 

 

そのため、甲状腺ホルモンT3とT4の分泌量が少ない場合ではTSHは高値となります。

 

 

一方、甲状腺ホルモンのT3とT4が出過ぎてしまっている場合。

 

すでに甲状腺ホルモンが分泌され過ぎてしまっていますから、

 

TSHはホルモンを分泌させる必要性がなくなります。

 

 

そのため、T3とT4の分泌量が多い場合はTSHの数値は低値をしめします。

TSHの異常値でわかる甲状腺の病気は?

 

TSHが高い場合は、甲状腺ホルモンT3とT4の分泌が

 

少なくなっているので、甲状腺機能低下症や橋本病などが疑われます。

 

 

一方TSHが低い場合、甲状腺ホルモンのT3とT4の分泌量が過多のため、

 

甲状腺機能亢進症、バセドウ病などが考えられます。

 

 

少し紛らわしいのですが、

 

 

T3,T4が↓<TSH多い・・・甲状腺機能低下症

 

 

T3,T4が↑>TSH少ない・・・甲状腺機能亢進症

 

 

となります。

 

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